20代 男性「2日前からの右首肩の激痛で夜も眠れない」症例

患者

25歳 男性 教師 亀岡市大井町在住

来院の経緯

年度末でパソコン作業を連日長時間おこなってストレスもかなり蓄積していた。

2日前の夕方から職場でパソコン作業中から、突然 右首肩にかけて激しい自発痛発生し、右腕も上がらず服の着替えが困難となる。

自宅に戻り、お風呂に入ったりシップをしても激痛は変化せず就寝時も痛みで眠れなかった。

特に転倒や激しいスポーツなど、発症のきっかけはない状態。

検査

・首も前に突出してストレートネック

・体全体として、腰から背中が猫背になっている

・右肩も巻き肩状態

・右肩が挙上できない

・右首~右肩にかけて自発痛あり

・右上肢の重だるい

 

施術内容と経過

1回目

1:右肩の巻き肩及びストレートネックの原因として猫背を改善するために、骨盤から腰・背中のバランス調整を1番目におこなう

2:右巻き肩及び右肩甲骨周りをやさしい手技にて右肩・肩甲骨の滑走性を改善する

3:右肩前の大胸筋及び小胸筋の緊張をリリースする

上記の施術にて、右肩の自発痛の軽減と右肩挙上制限の軽減がみられた。

2回目 3日後

前回の施術で日常生活に支障をきたす事はなくなったが、右肩挙上制限は残存する。

前回を同様に

1:猫背を改善するために、骨盤から腰・背中のバランス調整

2:右巻き肩及び右肩甲骨周りをやさしい手技にて右肩・肩甲骨の滑走性を改善する

3:右肩挙上制限の隠れた原因として出てきた、右前腕の回内制限をリリースする

上記の施術にて、右肩挙上制限の改善及び右上肢の重だるさが改善された。

 

 

3回目 初診から6日後

右肩挙上制限や右上肢の重だるさも、ほとんどなくなったが、首および腰から背中の凝り感やだるさを感じるようになった。

右首肩の激痛がおこる前に感じていた症状を感じられるようになった。

つまり、右首肩の激痛のほうが辛く、ご本人としては認識がなかったようです。

1:右骨盤の右下方変位をやさしく矯正した後、背骨の可動性をよくする矯正

2:首の凝り感ストレートネックの改善のため頸椎のアライメント調整

3:右肩周りの筋肉のバランス調整

上記の施術にて、首および腰から背中の凝り感やだるさ改善された。

 

考察

本症例は、長時間のパソコン作業による姿勢不良(ストレートネック・猫背・巻き肩)が原因で発症した右首〜肩の激痛であり、さらにストレスの蓄積により症状が助長されたと考えられます。

これにより、首部〜肩甲骨周囲の筋肉が過緊張を起こし、
肩甲骨の動きの低下や筋肉のバランス不良が生じ、強い痛みと肩の挙上制限につながっていました。

施術では、局所だけでなく骨盤や背骨から全身のバランスを整え、さらに肩甲骨や胸筋、前腕へと段階的にアプローチしたことで、
痛み → 可動域 → 全体の不調の順に改善がみられた。

また、強い痛みが改善した後に、もともとあった首や背中の不調が自覚されたことから、根本的な問題は姿勢不良による慢性的な負担の蓄積であったと考えられます。

今後は、再発予防として姿勢改善や定期的なメンテナンス施術や自宅でのセルフケアが重要と考えます。

この記事の作成者

主原 一朗(しゅはら いちろう)

京都府亀岡市の整体・整骨院「しゅはら鍼灸整骨院」院長

鍼灸師/柔道整復師 施術歴33年

「あなたの笑顔のために」をコンセプトに平成10年に「しゅはら鍼灸整骨院」開院

現場での施術にあたるだけでなく、治療技術講師や健康講座講師も務める

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しゅはら鍼灸整骨院