斜角筋(しゃかくきん)症候群とは?
斜角筋(しゃかくきん)症候群について
斜角筋(しゃかくきん)症候群とは?
斜角筋(しゃかくきん)とは、首の奥にある筋肉で、首の横から平行に走る3つの細長い筋肉で、この斜角筋は
1前斜角筋
2中斜角筋
3後斜角筋
以上の3つの筋肉の総称です。
斜角筋の日常生活での働き
- 深呼吸などで、肋骨を持ち上げる
- 激しく動いた後の呼吸時、肋骨を持ち上げる
- クロールの時、息継ぎのタイミング
- 首を側方に傾ける
斜角筋(しゃかくきん)のうち、前斜角筋と中斜角筋の間には、斜角筋隙とよばれるすきまがあり、ここには、鎖骨下動脈と言う血管と、腕神経叢と言う神経が通っています。
上肢の拳上を繰り返すことなどにより斜角筋に疲労が溜まり、筋肉が肥大すると、斜角筋隙内で鎖骨下動脈や腕神経叢が圧迫されることがあります。
このことにより生じる痛みやしびれ、血行障害などの症状のことを、「斜角筋症候群」と呼びます。
男性にも多く発症していますが、特になで肩の女性に多い傾向にあります。
背中を丸くした姿勢や、重い荷物を片側だけで持つ場合など、片側だけに決まった体勢を長くとることによって起こります。
例えば、、、
デスクワークが多いOLの方や、保育士の方です。
斜角筋(しゃかくきん)症候群の症状
- 首こり・肩こり
- 手や腕のしびれ
- 脱力感
- 肩から腕がしびれる
- パソコンや腕を使うのが苦痛
- 頭痛・吐き気・めまいもある
などがります。
一般的な斜角筋症候群の原因
- 長時間のパソコン作業
- スマホの見過ぎ
- 腕を使う重労働
- 姿勢の乱れ
上記のような事が原因となりやすいです。
斜角筋症候群の一般的な治療法について
斜角筋(しゃかくきん)症候群が起こると、まずは病院などを受診されることが多いと思います。
まずは首・肩の骨などの問題がないか検査します。
- レントゲン
- MRI・CT検査
しかし、斜角筋(しゃかくきん)症候群はレントゲンやMRIでは原因が特定できないことがほとんどなのです。
一般的な病院やよくある接骨院等での対処法
- 薬(シップ、痛み止め薬)
- マッサージ
- ストレッチ
- 電気療法
- 牽引療法
などががあります。
これら上記の方法で良くなる方もありますが、重症化している斜角筋症候群はなかなか上記の方法では改善しにくい傾向ががあります、、、。
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しゅはら鍼灸整骨院でございます。