熟睡できていますか？

こんにちは（＾＾）

しゅはら鍼灸整骨院　　院長　しゅはらです。

さて、今回は「熟睡できていますか？」というお題でお届けします。

ここで、質問です。

「あなたは最近、熟睡できていますか？」

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どうでしたか？

「大丈夫！熟睡できてる。」と言える方の方がごく少数だとおもいます。

なぜなら、当院に寄せられる「睡眠」に関するお悩みが後を絶たないからです。

• 朝起きるのがツライ
• その日の疲れが一晩んで取れない
• 寝つきが悪い
• いつも眠い

２０１６年ミシガン大学がインターネットで行った調査によると、日本の睡眠時間は「１００か国中最下位」にランクされました。

フィンランドの平均睡眠時間は、７，９時間

フランスの平均睡眠時間は、７，３時間

日本の平均睡眠時間は、６，３時間でした。

もちろん、「適切な睡眠時間」には個人差があります。

「５時間睡眠でも十分足りている」という人も中にはいるでしょう。

けれども、新たに行われた調査では次のような事実が明らかになっています。

「６時間未満しか寝ていない日本人も、『７，２時間くらい寝たい』とかんじている」この「眠りたい時間と実際の睡眠時間の差」も諸外国に比べて日本は大きく、端的にいうと、「眠りたいのに、眠れていない」という状況なのです。

このデータから私が感じたのは、「いかに日本人は、ちゃんと睡眠が取れている人が少ないか？」だと感じました。

あなたは自分の睡眠欲求に、鈍感になっていませんか？

知らず知らずの内に睡眠不足になり、疲労回復がスムーズにいかず、疲労が蓄積しているかもしれません。

そうならない為にもまずは、自分の状態に「気づくこと」が大切だと思います。

ではここで、なぜ睡眠を取る必要があるのか？をお伝えします。

睡眠の役割でパッと思いつくのが「休息」ですよね。

日中「活動モード」でバリバリ動き、集中をたかめていますが、この「活動モード」で動いてる時間が長くなっている方が多い傾向にあります。

日中のパフォーマンス向上を考えた際、夜になると「活動モード」から「休息モード」にスムーズに切り替わって「休息モード」に入ることが欠かせません。

その「切り替え」の鍵を握るのが「睡眠」というわけです。

「記憶」の整理も睡眠の大切な役割の一つです。

試験を控えている学生さんは大きく関係してきますね。

「記憶の定着」というと脳に「インプット」するイメージが強いと思います。

実はそれだけではなく、同時にいらない情報や、思い出したくない情報を「削除」もしてくれています。

それらが効率よく行われて仕事の手順や勉強した内容、「記憶」を定着させています。

体は、私たちが意識しなくても様々な部位でホルモンを分泌し、体内環境を整え、健やかな状態を保ってくれています。

そんなホルモンバランスをコントロールするのも「睡眠」の役割の一つ。

「睡眠」が足りないと筋肉や骨を強くし代謝を正常化する「グロースホルモン（成長ホルモン）」や、生殖や母性行動に関与する「プロラクチン」など、数多くの貴重なホルモンが睡眠中に分泌されます。

その中でも「グロースホルモン」は肌の保水量の調整も担っていますので、肌の調子を左右します。

睡眠が乱れるとホルモンバランスも乱れ、免疫の働きも乱れます。

そうすると、風邪や、インフルエンザ、癌などの免疫に関する病気になる可能性がたかまってしまいます。

「風邪は寝て治す」と昔から言われているのは免疫力向上と休息という大きな役割の面で理にかなっているといえます。

脳の老廃物と言われても想像つきにくいと思いますが、頭蓋骨の中では脳脊髄液という保護液のプールの中に脳が浮かんでいる構造になっていて、1日4回程度新しい脳脊髄液と入れ替わる際に古い脳脊髄液と一緒に老廃物も排泄されます。

しかし、日中の排泄作業だけでは、追いつかない為、どこかでまとまったメンテナンスをする必要があります。

そのまとまったメンテナンス作業が行われるのが「睡眠中」行われるのです。

以上のことから、睡眠中も自分の体の中では、日中しっかり動けるように自分の体は頑張ってくれています。

これを機に一度、「睡眠」を見直してみてはいかがでしょうか？