産後の恥骨の痛み 　

出産後に下腹の下部の骨（恥骨）つまり骨盤の前側の骨の合わせ目が出産によって開いてしまい歩けないほど痛む方が30人にお一人ぐらいの割合でおられます。

恥骨結合離開と医学的にはよびます。

通常は骨盤の後側の仙腸関節が開くのですが、

開きすぎると前の恥骨関節まで開いてしまいズレをおこして不安定になり痛みをおこすのです。

原因としてはお母さんの骨盤の大きさに対して、

赤ちゃんが大きすぎて産道を通る時に無理に骨盤が開き過ぎる事があります。

また、高齢出産の方は20代に比べて

体が硬くなっている傾向がありますので、比率的には多くなります。

産後に骨盤の前が痛くて歩けない、立っているのも辛い状態です。

当院の施術方法は、骨盤の後側の仙腸関節をまず優しく調整してから、

前の恥骨関節を調整していきます。骨盤の調整は全く痛みなくできますので、ご安心ください。

通常、産後の骨盤矯正は産後１カ月ぐらいからがお勧めなのですが、

前の恥骨の痛みがでている場合はできるだけ早い時期に調整を始めた方がいいです。

また、骨盤バルトも有効な方法では在りますが、

つけ方が間違っていたり、

そもそも骨盤が歪んだ状態で締めてもあまり効果的ではありませんので、

信頼のおける治療院や産婦人科に早い目にご相談してください。